歩き回る詩人/fujisawanorio
 
ロジックで理論武装した詩人がいた
ロイド眼鏡ををしたひょうひょうとしたたたずまいだ
感性で動きたいがロジックが剃刀のようにじゃまをする

それは僕なのだろうか
文体の精度をあげるたびに
あたまのなかがぐるぐるまわる

友人には法学部の理論家がいた
チェスをやっていて数学理論とかぶせようとしたがだめだった

SNSつかれが僕をおそってくる
未来がみえない不安
つながりをとても感じられない
詩人であるジョン・キーツのように歩き回った。
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