未だの夏/
坂本瞳子
汗ばむ肌が
今もまだ求めている
刺すほどの強い陽射しを
少し肌寒く感じる今日だと言うのに
あきらめの悪さが身に染みる
気怠い午後は相変わらず
小雨さえも降らすことなく
こうして夏が終わりを告げる
まだ
今日は
まだだけれども
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