からだ/葉月 祐
あなたの中を泳ぎたい
余計なものは脱ぎ捨てて
ただ あなたの中にいたいよ
春 夏 秋 冬
いつまでも ここにいたい
あなたを確かめるように
掴む 撫でる 触る なぞる
温もりや冷たさ 弾力に硬さ
性別こそ違うけれど
触れて感じるものは
きっと似ているね
そう言って 手を重ねた
わたしは知りたい
あなたの奥底に潜む
煌めきのその正体を
わたしを照らす その光は
炎ですか 太陽ですか
星ですか それとも心でしょうか
あなたのすべてで無くても良い
触れられたら 知る事ができたら
そしてあなたの中にわたしがいたなら
それだけで 幸せなのです
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