どこまでも/葉月 祐
髪を青く染めたとしましょう
体に模様を刻み込んだとしましょう
化粧を変え、イメチェンしたとしましょう
話し方も変えて、上品になったとしましょう
きっとわたしはどこまでも変わりません
少なくとも そんなことでは変われません
心の在り方は、
変えたくても そんなに鮮やかには変えれない
良くも悪くも わたしがわたしであるからです
素敵な人に出会ったとしましょう
激しく心揺さぶられたとして
そこで恋が始まったとして
いずれ愛に変わったとしても
やはりわたしはわたしのままでしょう
哲学や思想、
そんな大層なものは持ち合わせてはいないけれど
誰
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