これから/唐草フウ
 


 おとといまでのわたしは、
体の中に竜巻が
PEAに似たよな太陽のかけらが
グルグルと細胞に滲み入っててました
そんな気がします

 酷暑の中
わたしの腕はずっと
燃えつづけた
ああ。ああ。


 あ、き、というだけで
足のつま先から
熱がするする奪われていきます
そして新しい季節との境目に
戸惑いの


これからのことなんて
わかんない
わかんない・・・
そう呪文しておけば
ほんとうの先が安牌な気がしている
それだけ

 

 叫びたいことがあっても
海際では
聞こえてしまうので
遠くから見つめるようにする
見つめる、だけです




戻る   Point(2)