即興/桂
く溢れるイメージと言葉
ダムは崩壊して流れる水を止めることはもうできないのさ
鷹がその上を旋回する
流木に掴まって急流滑りを楽しんでるフリしてる
けどほんとは俺だって怖いのさ
このままもう二度と帰れない場所まで流されて
平穏な日常は戻ってこないような気がしてる
頭に埋め込まれたこの装置がすべてを台無しにする
人ノ言葉なんてもうなんの価値がない
だから俺は今他の誰でもない自分の才能を信じている
狼少年のように
大袈裟なことを言って村を騒がしてる
俺は天才だと叫んでる
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