夕焼け/もっぷ
 
夕焼けという名の空がある
青空からの移ろいとしてではなく
終われば夜空ということもなく
そういう名前の唯一だ
いつかやがて
みあげている存在の全てが
一斉に瞬きしている隙に失せ
瞬時に忘れ去られるまで
有るはずもないと信じられている
平等の博愛の具現となって
そこに在る
故に
どのようになどと問われることもなく
人の無垢に愛される


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