あるいはそんなようなものへ/もっぷ
 
オレンジ色のままでもよかったのにいつからか
あかね色になったあたしの空
いまでは茜音色と
私はたぶん気取っている
毎日想うあの夕空をもう一度見たいだけの
未練でしょうか
誰か何かに謝りながら日日を遣(や)って息は殺していま
が、果たして在るのでしょうか
神さまへの(そんなようなものへの)祈りのかたちは
いつもいつもそれなのに いつも
赦されていると信じられて 、あとすこしを
ゆるしてください神さま
誰か何かに謝り終えるまで
ぬくもりや無数のさざなみそして自らへの粗末さの件!


戻る   Point(4)