詩はフレーズで読んでいる/天野茂典
 

  みんなぼくが生きてるか死んでしまったか
  心配してくれてるだろう
  筆不精と多忙のため
  寝てるばかりで何も手につかないのだ
  病気といえば病気だが
  自身いらだっていることも確かだ
  自己変革のときは来ているのだ
  自覚している
  ぼくの中の保守性が全てを抱え込んでいるのだ
  専門家は保守的だといったのは木島始だが
  だからメロンが食べたくなるのだ
  だからパイナップルが食べたくなるのだ
  缶コーヒーを二本も飲んでしまうのだ
  カロリーを考えて
  我慢することを覚えろ
  春休みで女子大は
  火が消えたよう
  ぼくの中に目覚め始めている自己変革の
  火を手のひらに包んで
  そっとそっと
  育ててゆこう
  詩はフレーズで読んでいる

  
  詩はフレーズで読んでいる
  女子大生よ COME BACK



            2005・02・27 
戻る   Point(6)