バイクの唄/Tシャツ
鉄のようなキンキンの朝には
チョークを引いてやるんだ
真っ赤なセルスイッチを押せば
エンジンに真っ赤な魂がきらめく
躍動するバルブとピストンは
こっそり胸の奥に秘めてるぜ
僕は彼女にまたがって
スタンドがジャックナイフのようにはじける
クラッチをそっとにぎって
シフトが前方にチェンジして
情熱がスプロケットの歯先から
火花のようにこぼれ落ちる
真っ黒なアスファルトに
真っ黒なつめをたてる
ガソリンとゴムのにおいは
男と女のまさにそれだ
僕は彼女を愛してる
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