とびら/
はるな
いつまでも閉じないとびらのその奥で いったい だけど 「奥」って どっち
猫の髭一本ぶんのでまかせと ぱっくりあいた私の八月
とりとめのないうたをして 裏表どこからみても良いようにして
いつまでも開かないとびらのその前で 私と私と私とがいる
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