小学生日記「中学ツッパリvs6年2組」/瓜田タカヤ
うからだ。
とNが話したのを覚えている。
中学生との喧嘩きっかけの女は、小太りでいつも帽子を被っていた。
後から聞いた話では、彼女は何かの病気で、髪の毛が無くカツラを被っていたのだ。
中学校になって、小学校6年の俺達とダラダラ遊ぼうとしたがる雰囲気は
髪の毛の事で中学校で虐められていたからであろうか。
彼女は何かとつながっていたがったのかもしれない
それが病気の為に、容易ではない事になっていたのかも知れない。
彼女は
どんなにスパゲッティを食べても
口の周りがべとつかない事を
奇跡的な事であるかのように
願っていたのかも知れない。
戻る 編 削 Point(5)