小学生日記「中学ツッパリvs6年2組」/瓜田タカヤ
っていた。
しかしその時だった!
通りの奥から、楠とサイマコが走ってきたのだ!
楠はなぜだかツッパリ達をまったく無視して、俺の前に来た。
その表情は微妙でなんだか不機嫌そうな、疲れたかのような、
どうでもよさそうな感じだった。
そしてオレも中学生らを無視するようにして、急いで
俺達のガキ大勝Nのことを聞いた。
「Nは!?」
オレは、6年2組のガキ大将
N君さえくればなんとかなるだろうと思っていた。
楠は言った。「N、まだ学校。」
おお!学校ならファミランからすぐ近くだから、今来るんだね?!
楠達は、Nを呼びに行って来たんだね!と思い少し安心した。
ら楠
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