ぼくのきらいなキミ/モリマサ公
ぼくのきらいなキミの中に映像や声がたくさんはいってくる瞬間にたちあいたい
そんなキミをとりまいている勝手なワイファイに一緒にざけんじゃねーぞと叫び
そのときおとずれる眠気や無気力や無遠慮な刺激とかを味わいたい
おもわずわきでた涙や情熱を一緒にやりすごしたい
ぼくのきらいなキミの人生が楽ではなかった事を知っていますとか
ぼくのきらいなキミの身にこんなにつらいことがおこらなければよかったと思いますとか
本当は何も知らないくせにすごく愛してるみたいにふるまって傷つけたい
キミの最低な部分をすごくスキになる瞬間はゆったりとおとずれる
知ってる
ぼくのきらいなキミは死んでいくカナブンを何日
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