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たいら
空を覆う電線
窮屈で不自由だ
鳥の糞が落ちてくる
ウンがついてラッキーだ
そんな風に笑う余裕も
今は無い
檻のように
張り巡らされた中で
生きる自分の罪を問う
許しを乞うて長らえる
肌に纏わりつく湿気も
耳をつんざく虫の音も
見上げた先の曇天も
罰だというのなら。
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