小詩集「君の指に触れずに君と指きりをした日」/ミサイル・クーパー
 

『長いキス』

君がコーヒーを運んでくる
その姿が近づいてくる時から
すでにキスが始まっている


『キス』

キスするのには理由がある
簡単な理由だ

ふたりがキスしようと近づく

キスとキス
キスキス

真ん中に「スキ」って書いてある



『予定表』

このまま一緒に歩いてさ
いつか一緒に腰が曲がってさ
そしたら一緒に足元の花を見てさ




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