心臓に突き刺さった太陽の破片/星丘涙
同じ過ちを繰り返し 自滅しては敗れ去る
あの夏の日に見た原色の花たちが 突然降りだし虹をつくったスコールが
俺をつくり上げている そしていつの間にか この心臓に太陽の破片が突き刺さった
見果てぬ夢が覚めた夕暮れ 消え去った幻影
蘇った恐怖に 愚かさを暴かれた
闇に葬った良心が 魂に光と影を映す
苦悩の闇を通り抜け 大地に根を張る大木になれ
祈りの様な叫びの中 人知れず涙を流せ
あの夏の日に照りつけた情熱の太陽が 水平線のカーブに沸き立つ雲たちが
俺をつくり上げている そしていつの間にか この心臓に太陽の破片が突き刺さった
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