真綿色の闇/秀の秋
 
専門技術書をクリックしようとしていた手が
   ふと止まる。
   おまえにそれを読み理解する余裕があるのか?
   おまえにどれだけの時間が残されているのか?
   あのアルジャーノンのように
   まもなく急激に落ちはじめるであろう記憶力と理解力・・・
   真綿色の闇。
   
   まあ、良い。
   解からないとわかるのも
   おまえの諦めの助けとなるであろうから

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