今日もまた/
坂本瞳子
強い風に飛ばされそうになると
いっそのこと飛ばされてしまえと思うのに
足は踏ん張ってしまう
気持ちはここにあらず
空高く舞い上がっているのに
足は踏ん張ってしまう
意気地なし
自分自身のことだけれども
足は踏ん張ってしまうんだ
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