白紙のページには何かを書いておけ、次はそこから始めればいいという目印に。/ホロウ・シカエルボク
横滑りする思考が頭蓋の内壁に残した掻き傷、そいつが過去や現在をイレギュラーに跳ねさせてマインドは行き場のないジャンプでいっぱいだ、昼なのに薄暗いのはきっと雨のせいなんかじゃない、なにかが俺の瞼をひどく圧迫してるせいさ、祈りも怒りもポエジーも役に立たないので、街中で無差別に人間を殺しまくるゲームに2時間ばかり興じた、そのせいかどうか分からないけど午後にはどんな痛みもすっかりなくなった、気持ち悪いくらいにスッとしたぜ、うん、分からないけどきっとそのせいなんなんだろうな、インスタントのコーヒーを飲みながらぼんやりと考えた、午前の痛み、午後の解放、身代わりになってくれる誰かを探してる、ゲームの中に
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