天才よサラバ/炬燵
キミがどんなに天才だって僕を助けることは出来ない。
昔から住んでる古ぼけたこの家にだってキミは敵わない。
キミはタンポポの味も知らないし、そもそも自堕落がどんなものか知らない。
だからって僕はそんな事で優越感を感じたりなんかしない。
キミがいくら僕を蔑んだとしてもね。
知ってるよ?君のする冷たい目がどんな物か
いくら足掻いたってもがいたって
僕はキミに敵うことなんかありえない。
ほら、引き出しの裏にガムテープで隠した粉が僕を笑ってる。
僕も一緒に笑うのさ。
天才なキミには出来っこない
僕には出来ても君には出来ない。
はっ!天才なんてたいした事無いね。
そのちっぽけな脳で現実でも演算してるがイイさ。
僕にはそんなつまらない物は必要ない。
サラバだ。矮小な天才君
キミがいくら僕を蔑んだところで僕はもうそこには存在しないって寸法さ。
むしろ滑稽にすら思えるよ。
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