老細胞の呟き 八/信天翁
 
街はずれからぬけだして
     つれづれに遠望してみる
   (卒寿となったおひとりさま)
はてしないあおいそらと
    乱舞しているしろいくもを

そぅだ・・・・・いつの日にか
あの綿雲のどまんなかでかまわない
そっと 建てられたいなぁ
うすっぺらだが
     おらの墓碑銘と卒塔婆を


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