僕は/翼がはえた猫
 
果てしない旅路(みち)を選んだ気もする
 終わらない悲しみを負った気もする

夢はいつもどこか遠くにあるような気がして
 時には辟易することもある

路はいくつにも別れている気がして
 時には迷うこともある


人として産まれたのならば
 人として生きていかねばならないこと

鳥のように羽ばたけず
 魚のように泳げず
  獅子のように猛ることもなく
それが解ったとしても


      人生の秘蘊はまだ見えない。




生きてる!!
戻る   Point(3)