僕は/
翼がはえた猫
果てしない旅路(みち)を選んだ気もする
終わらない悲しみを負った気もする
夢はいつもどこか遠くにあるような気がして
時には辟易することもある
路はいくつにも別れている気がして
時には迷うこともある
人として産まれたのならば
人として生きていかねばならないこと
鳥のように羽ばたけず
魚のように泳げず
獅子のように猛ることもなく
それが解ったとしても
人生の秘蘊はまだ見えない。
生きてる!!
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