早春の 晴れゆく空に 凧は飛び/翼がはえた猫
 

梅の香りちらほら匂う春先の

あの寒風はいずこへ消えゆく

薄青い空の片隅でいずこから

はぐれ飛びゆく子らのカイト

糸は千切れてフラフラ彷徨い

風に流され永遠に漂い浮かぶ

果てはいずこへ流れゆくのか

子らの見果てぬ夢を抱えゆく

カイトお前は何を目指すのだ

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