色鉛筆 八/信天翁
 
卒寿の冬に耐えて

陽はまた のぼる
    陽はまた のぼる

されど わが身は
    されど わが身は

縮みゆく ばかり
    黒い時のま(間)に

沈みゆく ばかり
    白い空のま(間)に



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