おとといはずっと歌っていた/サダアイカ (aika)
 
った洗濯物をとりこみながら
寒かったのでお風呂にゆっくり入って
ずっとたくさんの歌をくちづさんでは
ときどき声高らかに歌って
ドライヤーで髪を乾かす
はなうたでメロディーをたどりながら
ベットで本を読んでいるうちに
知らない間に眠ってしまった

だからおとといは
ずっとひとりで
歌いながら過ごして
ひとこともしゃべらず
ばんごはんも食べなかったけれど
へっちゃらだった

きのうは
まだよく知らない恋人と
デートだったので
はずかしいので歌わなかった
きょうも
まだよく知らない恋人がねむっているので
はだかんぼうでおとなしくみてる

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