猫の散歩/
灰泥軽茶
朝の通勤
自転車こいで
なだらかな道を走る
眠たいけれど
冷たい空気が鮮やかな気持ち
すいすい流れていくと
綺麗にしっぽをたてて
ゆうゆう猫が散歩
うしろから
お爺さんが紐でつないで
一緒に歩いている
猫さんが偉いような
執事のような眉毛のお爺さん
だけれども猫さんの
股から伸びている紐は
お尻にくいこむよと
わたしはくくと笑う
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