自問自答/葉leaf
自問自答するのは世界の青さについて。どんなに光や闇に汚染されようと、世界はすべて青色であるのはなぜか。夕焼けの橙も朝焼けのピンクも、青色を解きほぐしたものに過ぎないのはなぜか。それは青が法則の色だから。そして青が混沌の色だから。法則と混沌の相克で生まれるこの世界はそれゆえ全て青である。
自問自答するのは生きることの意味について。生きることに最終的な意味などあるのか。すべて相対的であり、それを絶対化する誤りを冒しているのではないか。だが生きることに根拠などない。言うなれば生きることそのものが生きることの根拠であり、過去に生きたこと、今生きていること、将来生きるであろうことすべてが生きる
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