淡い日々/斎藤 九
 
あの日みた風景は

いつだって忘れてない
それはきっと幸せなのだろうか

自身を辛くさせてるだけではないのだろうか

大きな果てしない空を仰いで

白い素肌が赤くただれた

大きな夢はないけれど

叶えたいことはある

あの日みた風景は

いつも自身を幸せにしてた筈

でもいつから

自身が苦しくなった

後悔しない現在が過去になる

寂しくもあり

淡い夢に消えた
戻る   Point(1)