念か〜あ/藤鈴呼
ょうね
きしむ音が 響いたら
眼下に水が 流れていないか 気になって
吊り橋じゃあ ないのにね
あなたとわたし
二つの 瞳の 重さだけ
同じだったら 問題ないの
互いの瞳に 違いが映る
互い違いに なったなら
どちらかが 小さく見えて
染み出すの
器が育つ それとは違う
惨めな染みが 目立つなら
一度 目を閉じて
夢の世界へ 誘いましょう
ゆらり 波紋の中心地に
ゆっくりと 雷が落ちる
音が 聞こえぬから
ちょっと 油断してた
大丈夫
心の音が 響いた気がして
後ろ 振り向いている間に
落ちたんだね
明日は 晴れるかな
そんな 願いばかりを 握りしめ
見上げたのは 曇天
涼しいくらいの風が
明日の行方を 照らしてる
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