ミモザと飛礫/もっぷ
光りのあしたが私たちの歌を聴いているとしたら
あしたも必ず光りのあしただ
、冬の梢がうなずく
ミモザからの約束のようにみずうみの漣もほほ笑んでいる、
という日になぜか
胸のどこかしらは強く痛む
待てばいいだけだよ
と梢の小鳥が気にしてくれる
けれど私たちはいまにも泣き出しそうなほどで
やがて哀れな一羽は飛び去ってしまった
私たちはたぶん
待つ、という目前からの飛礫に負けっぱなし
そんなにも情けなくても、それだけれども
頑ななまでに光りのあしたのことだけは 私たちは
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