色のない街/
深水遊脚
手作りのミネストローネと讃美歌でいつもの通り飾り気なしで
蹴り足の微妙な狂い 引き裂かれ頭上のベルに歪んだ視界
ありふれた電飾に沈む客船に無理して笑う音楽と月
赤と白 仕事でなければ着ない服 今日からイブまでサンタクロース
12月25日の色のない街で色のないランチデート
戻る
編
削
Point
(4)