80年代中学生日記 斉藤アキラ君/瓜田タカヤ
青森の雪はデタラメだ。
寒さは別にいい。もう慣れてるから。
寒さはそれほどでもないのだ。というか、
家の中では暖房機をガンガンに使っているし、
外でもセンスのない(あってもいいけど)
防寒着やらセーターやらをバカみたく着こめばどうとでもなるのだ。
雪。
オレがデタラメだというのは雪なのだ。それも量!量だって!コラ!
雪の量が多いすぎるのだ。雪かき(スコップで雪を片付けることです)を
ほとんど毎日やらなくてはならないのがイヤ。
妻が。
妻が殆ど毎日雪かきをするのがイヤ。
オレは面倒くさいから、余りやらないのだが度を超すと怒られるので、
妻の機嫌が悪そ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(9)