光のまつげ (七)/
信天翁
東海は 渥美半島の 砂山から
真昼の渚に 乱舞する
海鳥たちを ながめるとき
太平洋を覆いつくす
「悠久」のふた文字が
こころにしみて
おらの身は 焦がされる
純白のひかりに つつまれ
紺碧のしおさいに さそわれて
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