ノイズノイズ/
寒雪
色のない空気が
皮膚に纏わりつく時の流れ
すっかり固まって
ただ立っている
ただのぼく
四方八方
積み上がるノイズ
耳を覆うほど
騒がしくて
本当に聞きたい音が
どこにあるのか
きれいさっぱり忘れてしまって
軋む首を右往左往
払いのけたくて
ぼくに染み込むノイズを
無理矢理に
腕を振り払ってみるけど
消えるどころか
圧し掛かる音量に
歪んだ表情を正すことしか
出来ないぼく
太陽は無事に空から墜落してるのか
確認する術は全くないのだった
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