だれもいない夜/もっぷ
 
だれもいない夜
見失い そして 鮮明に 私がここに
意思を持って
だれも、みない 私が
遠い日日からきょうまでをもう
守り切れない 私が
透明な漣の道を歩いてきた、つもりだった
、それは思い込みの 自分可愛さからだけと
それだけは言いたくはない
いま 抱きしめている言葉は
  さよなら
ただ一人 私宛て
だれも いないのだから

どこへ どうなるのかな このあといったい
どこへ


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