守衛/葉leaf
 
あるので仕方がない。
私は話にならないと思い、仕方なく自分のほんとうの身分を明かすことにした。私は敢えてこんな汚い恰好をしているが、実は隣国の王子であった。そして、王子としての証である金時計も持っていた。私は守衛に身分を証し、金時計を見せたところ、さすがに私を王子として認めてくれた。私は再び門を通すように要求した。守衛は私を門の中へ通したが、途端に金時計を奪い、私を牢の中に閉じ込めた。私はこの無礼な振る舞いに憤慨した。だが通行人を牢にぶち込む権限は守衛にあるので仕方がない。


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