初冬/
文字綴り屋 ひじり
今日という日に
さよならするために
ため息
一つ
明日という日に
出会うために
頷き
二つ
ここに後悔を
置いていくために
目を閉じて
三つ数える
疲れているのはわかっている
泣きたいのも知っている
どこかに隠れてしまいたいのも
でもどうしても
そうできない私自身の姿も
身に沁みている
どうにもならない時
どうにもできない時は
どうやって笑えばいい?
どうやって踏ん張ればいい?
今日という日を忘れるために
明日という日を待つために
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