負け戦/朧月
 
すきなことをするつもりで
すきなことらしきことをした

自分の事なんてやっぱりわからない
きらいじゃない
なんて言葉がきらい

なにかと戦っているひとの本を
店員に隠れながら立ち読みをする

時間があっさりとながれていって
戦わずにすでに負けた気分

綺麗な空をながめながら
きれいごとでもいいじゃないとおもう
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