秋の土曜日、午前五時/もっぷ
午前五時の足音 私はこれから眠る
詩句未遂たちと立て籠ってる部屋で
眠れ、なかったことへのクレームを
今朝の燃えるごみにできたら 私は
あてがなくて彷徨って
言葉にすがって訪ね歩いて
拝聴してしまった耳が悔しい
確かに夢中で読んでいた
あれらこれらみな捨ててただ
テディとひつじをだきしめてそして
意識を失うだけのこと 選べ、なかった夜
さらに容体を悪化させてしまったことを
隠す段ボールがほしい 荷札つけて
遠くへ投げる 喩えではなくて
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