金木犀/
chiharu
あの日、
誰と何処で何をしていたか
みんな忘れてしまったとしても
もう会うこともない
ふたりになったとしても
いつか訪れる
終わりの日がきたとしても
…この命が尽きる日がきたとしても
繋いだ手の温かさと
ふいにふたりを包んだ
この花の香りの記憶を
わたしはきっと忘れないだろう
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