華やかな世界へ踏み出す君へ/はなもとあお
華やかな世界へ踏み出す君へ
毎日変わらず
居てくれることがあたりまえで
だれも
褒めてくれなかった
いままでの地味な世界から
華のある
艶やかな世界へ踏み出していく君へ
これからは
戒めるのは自分しかいない
叱ってくれる人の
少ない場所に立っているのだということを
わすれないでいてほしい
ひとは
褒められれば
気持ちがいいし
肯定された気になる
けれど
油断や
自分の見えないものへの
注意すら
自分でしなきゃならない
いままで叱ってくれたひとは
もういない
若さは
輝かしいけれど
ちょっぴり
痛々しくもあって
それも含めて
若さで
だ
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