あしたのひかり/もっぷ
ポエジーは
朝の光りだ
目覚めれば
其処に在る
生活に在る
卓袱台にだ
靴を履いて
路傍の歌に
耳を澄ます
空を見上げ
今日を思い
店頭の魚の
記憶を辿り
海を目指し
陽が傾けば
帰る場所が
其処が歌で
足跡も歌で
さて十月だ
宙には白く
哀しみ達を
庇う月光が
まだまだだ
枕に毛布に
まだまだだ
眠れば夢が
まだまだだ
やがて次の
明日が訪れ
また今日が
まだまだだ
続き続ける
続き続ける
ポエジーは
君の輝きは
君の永遠と
つまり君の
在る限りの
営みの全て
そのことに
等しく在る
だから君よ
だから君よ
だから君よ
だから私よ
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