PRIDE/
真歩
雨粒が刺さるように
プスプスと大地に着地したら
いよいよ本番なんだよ
甘ったるいコーヒーを飲んでいる
我儘な娘の足元をすくう合図
ずっと待っていたんだ
有刺鉄線の向こう側
沈黙するライオン
狩を忘れた振りをして待つ
尖りすぎたPRIDEを盾に
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