眩しげに/瓜田タカヤ
二刀流の俺の刀には
赤いセロファン越しに
うめく外国人が写り込んでいた
反り返る刀を太陽までかかげ
そのまま地面へ降り下し
堕情と意味の解らぬ言葉を断ち切った
すずらんはスローモウな風を送信した
脇の下で刀身を滑らせ
血をふき取ったら
間違って刃を上にしてしまったので
両腕の付け根からなんだか血が吹き出した
死ぬのか?って思って焦り
女を捜した
これから3人目までに出会う女から
選ばなければと思った
1人目はダメだった
目がきつくて恐かったので
昔ヤクザの事務所に頼んだときに
いた人に似てたからちょっと ね?
2人目はだめだった
外人
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