ニーチェ、ヴァレリー、デリダの視線/kaz.
理をしていると、
いつしか僕らのカタルシスが語る死す、
人は酸素を吸い込むが、名前は酸素を吸い込まない、
命題と真理の狭間にある扉を開けよ、
ミシェル、フーコーの振り子は風で揺れたかどうか、
壁ぎわに寄って確かめてくれ、
「モヤシは爬虫類である」という一文の指す方角に、
僕をそっと連れていっておくれ、
見つめないでくれ、あなたの幻に
僕という天才(災)が震えるような日には。
なるべく、鳴るベクレル、鳴るベクトルが違う、
彼方の空から少女が落ちてきて、
僕は驚く、踊る、舞い踊る、花のように、
笑って、笑って、はいどうぞ、ハイドン、
俺も草原と青空で麦わら帽
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