現代詩フォーラム ランダム道中千人斬り 其の五拾六〜其の七拾五/熊髭b
ことかな。わかるんだけどさ。今を一生懸命生きようとすればするほど、そうなってしまうのは。きっと頭がよくて、まじめなひとなんだろうな。だからさ、まえに偉大なるマンネリ詩人が「しばらく詩をかくのを忘れていた」って言ってたじゃなーい。間抜けな宣言とか自分で言っちゃわないで、しばらく忘れちゃえばいいんだよ。あまり何かに思い入れすぎると、結局「詩が去来し、そして計り知れない輝きを残していく。その輝きを、傷として刻み込み、皆に可視化するためのある種の検体として、わたしはあったのだ。」の力点は、「わたし」だったってことになってしまうぜ。もし体力と気力が続けば、「あの偉大なるマンネリ詩人の詩を読む過程」にヒントが
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