花と星と呪い/榊 慧
なにものでもないけやきを伐採
わたしの血はながれないでほしい
いろいろ恨むことをゆるしたわたしは
どの花もゆるせなくてころされた
嘘偽りないものをさらす日々
恥しかない
生きても生きてもなんにもおどれない
わたしは戦場にすぎないと、
それがやさしい物言いなら
不思議な
星に
不思議なもの
が
存在して
それが不思議とふえたりも
して
不思議なこと
に
連続していって
だから
不思議
に
終わるのだろうって
私は私による要因で
誰か
と
くらべた
美醜などは
少なくとも
このとき
問題でない
永遠に階段で
永遠に永遠
を
重ねてシーシュポス的な
ふざけ方
を
さらすわたし
あなたがたはなぜそうも攻撃的なの? って
さいごまで訊けないわたしをのろえ
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