私の休日/番田
ぼんやりと公園を歩く
私は暑さの中で
木陰で涼んでいる人を見る
そんな私が今日もいた
今日は来なかった
友達は 疲れているらしかった
というよりも
もう ずいぶん会っていない
私は 空に吹き上がる 噴水を見ていた
そんなどうでもいいことを考えながら
来週はもう 秋だろう
一週間ごとに変わっていく季節
そんなことを考えながら
キンモクセイの匂いを 思い出している
そして缶コーヒーの 蓋を開けて
カフェインの刺激を感じながら
節約のために缶コーヒーを買う女の子を思い出しながら
私は 公園を 後にする
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