履かずにはいられない/ねこ歩き
 
PCのログインの音 パスワードを打つキーボード
僕にしか聞こえない 部屋の隅で誰かが目を開いてる

歓声を余所目に 僕はまたここへ来て
履かずにはいられない シューズでまた外へ

ほら 拍手喝采の日々がまた始まるさ
風見鶏の示す方へ 僕はただアナウンスしてるだけ
だのに 一切の非難もなく ここは順風満帆の世界
安全地帯 一切合財 期待しない未来

ギリギリで死にそうな 縮み上がった魂診てた
それはある時の 図書館の僕の記憶の奥の夢の底の灰の……

これ以上は続かないって 本当は思ってた
なのに 神様は意地悪なレールを敷き続けるんだ

ああ、どうなんだ?
明日が運
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